戦後史発掘

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「あたしい憲法のはなし」を読む

「あたしい憲法のはなし」を読む 文部省 初版 1947年刊1947(昭和22)年8月2日に当時の文部省は、同年5月3日に施行された日本国憲法の解説のための新制中学校1年生用社会科教科書として「あたらしい憲法のはなし」を発行した。以下に全文を...
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玉音放送を読み解く

「玉音放送」を読み解く 天皇裕仁 1945年8月15日 ドイツでの第二次大戦後の戦争責任は、日本に比べて徹底したものがあるとされている。ヒットラーは自殺してしまったが、ゲシュタポの政策を遂行した者達に対する追求は、現在も続く徹底したものであ...
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「ベニヤの学校」を読む

戦後教育を掘る  河内 紀著  晶文社刊 筆者の河内紀氏は、本書の奥付には、「1940年生まれ。1962年株式会社東京放送へ入社。1974年退社。」とだけ記されている。本書の発行は、1976年4月である。ここにも最低限の事実だけを書き留めて...
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東井義雄「村を育てる学力」に学ぶ

はじめに かつて、「日本のペスタロッチ」と呼ばれ、「村を育てる学力」の大切さを訴え、日本の教育に大きな影響を与えた人物が、東井義雄だ。生涯、子供の側により沿った教育を続け、地域の人々に愛され、慕われ、敬われた教師といって間違いはない。兵庫県...
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「山びこ学校」に学ぶ

はじめに  敗戦直後から、戦前とは180度違った価値が、次々と提示され、未消化な部分も含めて民主主義国家の様相が調い始めた。とはいえ、理念で飯は食えず、すべての国民が敗戦による価値の崩壊と瓦礫だらけの貧困という、まさに夢も希望もない現実に直...